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●調査報告

 

 

 

             マセラティサウンド調査

(マセラティのエンジン音はストラディヴァリウスの音に似ていた ! )

2012.12.20

 

     3.自動車音の客観評価

     次に自動車の音に対する生体情報計測実験を

     ご覧

     ら出し

Fig3

図3

     実験では一対比較方式で音を聞いてもらい

     基準音はM(マセラティ クアトロポルテ)です。

  

Fig42small

     .                        図4

     その結果は図5と6のようになりました。被験者の中には運転免許を持つ人(10名)と持た

     ない人(6名)がいまし

     しました。なお、ヒゲのような縦の線分は標準偏差を表しています。

 

Fig56small2
 

    .       図5 心電波形計測結果                  図6 脳血流計測結果  

 

     図5は心電波形を周波数分析して0.05〜0.15Hzの低周波成分(LF)と0.15〜0.4Hzの高周波

     成分(HF)の比(LF/HF)を求めた結果を表示しています。この値が大きいほどストレス負荷

     が大きいことになります。運転免許の有る人と無い人では若干傾向が異なりますが、運転

     免許の有る人ではC1とC2はMよりややストレス負荷が大きく、C3とC4はMよりややストレス

     負荷が小さいことが分かります。結局Mはこの中では中間くらいのストレス負荷であると言え

     ます。

 

     図6は脳血流を表示していて値が大きいほど血流が多く脳が活動していることを示していま

     す。運転免許の有無で若干結果が異なりますが、Mは運転免許の有る人では最も値が大き

     く、脳が活性化していることが分かります。運転免許の有る人と無い人を合わせた平均

     もやはりMが最も大きい値です。

 

 

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