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コラム No.14 ハイブリッド車の音問題対策3 2009.10.26
これまで何度かこのコラムでご紹介してきました国土交通省の「ハイブリッド 車の静音性に関する検討委員会」の第3回目を10月15日に傍聴してきまし た。
TVや新聞などでご存知の方も多いと思いますが、今回の委員会では対策 の方向性が具体的に打ち出されました。すなわち、付加する音は疑似エン ジン音とすること、2年くらいの準備期間の後に新車に義務づけること、付 加音は常時ONとすることなどです。詳しいことは国土交通省のHPをご覧 下さい。
これまでいろいろな案が議論されてきましたが、これは最も妥当な結論で あると私は思います。視覚障害者に人たちにとっては疑似エンジン音が 一番分かりやすくてよいからです。また、運転者にとっても気にならない 音だと思います。
委員会の最終結論は12月に予定されている第4回目を待たないといけま せんが、基本的には今回の結論がそのまま最終結論になると思われます。 ただし、音質や音量の細かいところなどはまだ検討の余地がありますので 今後も議論は続くと思います。
弊社にとっては疑似エンジン音をどのような音にするかとか、どのように制 御するかとかがこれからの重要な開発課題ですので、今後も注目していき たいと思います。
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